上島町は瀬戸内海の中央部に位置し、主に上島諸島島(弓削島、佐島、生名島、岩城島、髙井神島、魚島)で構成された温暖な気候と多島美の瀬戸内海国立公園の一画を担う人口約7千4百人の町です。
平成8年弓削大橋で弓削島と佐島連結。平成23年、生名橋で佐島と生名島を連結。残る生名島・岩城島間をつなぐ岩城橋架橋が調査中です。
弓削島(含佐島)は人口の約半数を占め役場本庁機能は弓削役場に、各島には支所があります。
主産業である漁業は、漁業資源の保全に努め夏期には枡網漁、冬期には海苔養殖が行われています。
教育環境は幼・小・中学校、県立弓削高等学校、国立弓削商船高等専門学校があり文教の町として長い歴史を誇りとしています。
生名島は上島町の玄関口で、対岸の尾道市因島へは渡船で3分。終日約30分間隔で運航。
農業は話題の健康茶「杜仲茶」の無農薬栽培。漁業は車海老の養殖が主です。
岩城島は傾斜地を生かした農地に高品質の柑橘類を生産し、中でも「青いレモン」の栽培と農産加工品で近年脚光をあびています。また町の経済を支える造船とその関連企業で労働者の雇用の創出に貢献する活気あふれる島です。
農業従事者の高齢化と後継ぎ不足で生産性が低下しているのが課題です。漁業は枡網漁、鯛・平目の養殖。
魚島(含高井神島)は他の島からは船で約1時間の距離にあり人口約230人。主産業は漁業で枡網漁、タコつぼ漁。海苔養殖、一本釣り、遊漁船など。
春は桜鯛、冬の風物詩としてデビラ干し(平目の一種)があります。
自然の素晴らしさを体感できる「おとぎの島」とも言われています。
この様に特色のある上島町も少子高齢化による過疎化が進み、町は対策として「住んでよし、来てよし、元気島」のキャッチフレーズで移住環境づくりをしています。NPO法人「頼れるふるさとネット」も、移住希望者の要望に応えられる受入れ体制づくりに取り組みます。
移住への第一歩は上島町(島)への来訪(観光)と町民との交流。風光明媚な島の景観と、温かく迎え入れる地域社会の気風を満喫しにいらっしゃいませんか。