上島町には、ミサゴ(タカ目ミサゴ科)とハヤブサ(ハヤブサ目ハヤブサ科)が生息しています。この2種の鳥はどちらも絶滅の恐れのある生き物ですが、上島町においてはまだその実態について詳細な調査はなされておらず、全国的にも調査及び保護活動をしている地域は数カ所しかありません(なお、瀬戸内海島嶼部においては存在しません)。
今回の事業は、主任調査員として滝田一郎さん(環境カウンセラー[環境省登録1998238002]、(財)日本自然保護協会自然観察指導員)をお招きし、上島町のミサゴ、ハヤブサの2種について専門的かつ継続的な調査研究をし、生態系保全を目的とした活動を展開するものです。ゆくゆくはミサゴとハヤブサをテーマとした研究センターを設立し、両種の保護、観察、研究のための拠点を作ることを目指しています。
上島町には、町が経営する特別養護老人ホーム「海光園」の他に、「NPO法人ふくふくの会」による小規模多機能ホームがあります。「ふくふくの会」は「よく生き、よく死ねる、地域社会を作る!」を活動理念として、地域に根差した福祉サービスを行っている団体です。
当法人の今年度事業として、「ふくふくの会」の施設老朽化に伴う建屋改修の支援を行うこととなりました。高齢化の進む上島町(高齢化率34.3%)の福祉サービス向上を願う事業です。
なお、上島町島おこし協力隊の藤巻光加さんの「Small Story」に「ふくふくの会」の取材記事が掲載されています。是非お読み下さい。
若手アーティストの支援を行う創作活動拠点プログラムが本年度より始動し、4月より小崎基広さんが当法人事務所やよみ亭に滞在しています。小崎さんは昨年尾道大学を卒業し、在学中より油絵、写真、映像を中心に作品制作をされてきました。地域とアートを結ぶ「創作活動拠点プログラム」、今後の動きをご期待ください。