上島町には、ミサゴ(タカ目ミサゴ科)とハヤブサ(ハヤブサ目ハヤブサ科)が生息しています。この2種の鳥はどちらも絶滅の恐れのある生き物ですが、上島町においてはまだその実態について詳細な調査はなされておらず、全国的にも調査及び保護活動をしている地域は数カ所しかありません(なお、瀬戸内海島嶼部においては存在しません)。
今回の事業は、主任調査員として滝田一郎さん(環境カウンセラー[環境省登録1998238002]、(財)日本自然保護協会自然観察指導員)をお招きし、上島町のミサゴ、ハヤブサの2種について専門的かつ継続的な調査研究をし、生態系保全を目的とした活動を展開するものです。ゆくゆくはミサゴとハヤブサをテーマとした研究センターを設立し、両種の保護、観察、研究のための拠点を作ることを目指しています。