特定非営利活動(NPO)法人「頼れるふるさとネット」は地域を創造するNPOを目指しています。
地方の小規模自治体は少子高齢化が進む中、都市部との経済格差は広がり続けています。
隣に住んでいる人の顔すら知らぬような都会では育児放棄や幼児虐待、孤独死など悲しい事件が後を絶たちません。日本の良き伝統であった「隣人との絆」を再び取り戻し、住民同士が助け合い、地域を皆で守り育てる「住民自治力」を高めることが早急に必要だと考えます。
そのような安心、安全な「頼れるふるさと」のモデルが作れるのは、実は小さな弱い自治体からこそ出来るのだと考えます。
地域生活を維持するための経済活性化も同時に必要です。地域資源の再発見と外部への発信。そこには地域を生かす本来の豊かさへのヒントが秘められてあるのではないかと考えます。
そしてそのような再発見には地域外の人々の視点が必要。交流が大きな意味をもつ理由です。
私達は、世話人3名による自由参加型の住民自治機運を高めるための懇話会「上島町自治研究会」を平成21年2月に立ち上げました。活動を通じ問題意識を持った住民の掘り起こし、問題提起された案件に関しては必要とあれば行政庁への働きかけも行ってきました。それらの活動のさらなる質的な拡大の必要性を強く感じ、平成23年4月この法人を設立しました。
誰にでも「ふるさと」はあり、そのふるさとへの想いは必ずあります。衰退するふるさとを守り再び育ててゆくには、住民自治力を住民自身が信じ、かつそれを発揮できる仕組みが必要です。
このホームページにご縁があって足跡を残された皆様方のアイデア、あるいはお節介、ちょっかいは大歓迎です。どうかお力添えをお願い致します。
平成23年夏
特定非営利活動法人 頼れるふるさとネット
理事長 平山和昭